10月

■  2002.10.3



人工衛星を使って良食味米生産へ
  佐賀県農業試験研究センターは人工衛星から水田の稲を分析し、米の食味を推定するシステムの開発を狙い、今年も県内の水田で葉色データを集めた。
 同センターの「人工衛星を利用した食味分析」の研究は、今年で 2年目。米の食味アップと品質の均一化を目指し、現場でデータ収集を進めている。稲は窒素を多く吸収すると葉緑素が増え、葉色が濃くなり、結果として米のたんぱく含有量も増えて食味が落ちるとされる。葉色を人工衛星から観測し、肥培管理の改善指導などに役立てる計画。
 JA佐城三日月支所管内の水田で、500戸の農家が栽培する「ヒノヒカリ」480haがデータ収集の対象。このほど同センターと三日月町農業技術連絡協議会が農家のほ場へ行き、葉緑素計を使い、稲の植え付け時期別に葉色を調べた。
 今回ほ場で調べた葉色や収穫した米のたんぱく含有量と、衛星で撮影した葉色との関係を調査し、衛星データを使って、米のたんぱく含有量の推定を試みる。
 同センター情報システム研究室では「これから詳しい解析を行うが、高たんぱく米となったほ場の肥培管理改善に役立てるなど、県独自のおいしい米づくりシステムを確立したい」と話している。
  システムが実用化されれば、収穫前に、ほ場毎の食味を判定でき、肥培管理への活用、共乾施設での区分荷受けなどもできる。栽培指導と品質別の荷受けで「均質なおいしい米作りに役立つ」と話している。



  ■


■  2002.10.3




民間米検査

 JA佐城では、改正農産物検査法に基づく初の民間検査を今年産米から始めた。
 同JA管内でスタートを切ったのは、西部地区にある多久カントリーエレベーターで集荷した「ゆめあこがれ」。「農産物検査員」の資格をもった同JAの職員が、食糧事務所検査官の指導を受けながら、  9月24日に90t(3,000袋)、9月27日に87t(2,900袋)を検査した。形質、被害粒の混入などを慎重にチェックした結果、全量が1等に合格。食糧事務所検査官は「カメムシ被害が心配される中、栽培管理の徹底で、粒の丸みや厚みがあり、昨年より上々の出来。上位等級率もいいようだ」と話し、今後の栽培管理や調整にも期待を込めた。
 同JAではJA自らが検査機関として登録を受け、現在4人の職員が有資格者として管内の検査を担っている。検査体制強化に備え、今年度更に6人の資格取得者を養成しており、技術的能力の維持・向上に努めていく。
 

  ■


■  2002.10.3




JAの検査員による米初検査

 JAさが東部の上峰ライスセンターで9月27日、JAの検査員による米の初検査が行われた。
 2005年度から米検査を民間検査に完全移行するなか、食糧事務所検査官の立会いのもとで、農産物検査員の資格を取得した碇和徳、佐藤幸一両JA職員が「夢しずく」2,080袋(30kg入り)を検査。水分、形質、被害粒の混入などを慎重に検査、全量1等に格付けされた。検査員は「収量は平年並みだが、病害虫被害など少なく、質は昨年より良い」と話した。
 同JAでは同資格を5人が取得。現在、3人が取得を目指しており、今年度は上峰ライスセンター、基里共乾で民間検査を実施。04年度から全検査を民間検査に移行する。


  ■


■  2002.10.3




民間検査員による米初検査実施

  JA佐賀みどりは9月27日、武雄市橘共乾で民間検査機関による米検査開始式を行い、民間検査員に登録した同JA職員3人が米の初検査を行った。
 検査したのは、同JA鹿島営農事業所勤務の鶴一男さん(56)北村正明さん(40)と同JA武雄地区センターの野田和久さん(37)の3人。
 食糧庁やJAの関係職員が見守る中、「夢しずく」90tを対象に、慎重に検査。全量一等と好結果を受け、鶴さんは「初検査だと思うと緊張しますが、一人前の検査員として公平な判断を怠らないようにしたいです」と責任の重さを語った。
 2000年4月公布の農産物検査制度では、01年〜06年までに検査実施主体を国から農林水産大臣の登録を受けた民間検査機関へ完全移行することを受け、同JAは、民間検査機関として単独参入を表明。 00年度から検査員養成に取り組んでいる。現在、14人の同JA職員が養成課程を受けている。



  ■


■  2002.10.5




意見書採択

  佐賀県議会は4日、「農業政策の確立に関する意見書」を採択した。
 同意見書には@WTO農業交渉での日本提案の実現A米政策の見直しについて、過剰米対策など具体的な政策の提案と実現B地域農業の振興につながるような「食」と「農」の再生プランの推進C農林関係予算の十分な確保――を盛り込んでいる。
 JA佐賀中央会の同内容の請願に対し、自民党だけでなく、全議員が趣旨に賛同し、全議員の発議で同意見書を提出、可決採択された。同意見書は内閣総理大臣ほか関係大臣に提出される。
 また、県内JAの働きかけで、佐賀市など県内の市町村議会でも同様の意見書が採択されている。


  ■


■  2002.10.3




刀根柿早生出荷
 JA佐賀みどり武雄地区では、刀根柿の出荷が始まった。9月28日の長崎市場売値が7kg3,000円の高値と、順調な滑り出しを見せている。
 同地区では、8年ほど前からミカンの改植事業の一環で、柿の栽培に取り組み、「渋さ」を抑えた甘い柿として売り込んでいる。
 色、形、食味、品質ともに揃っており、販売担当の職員も「良い柿ができた。市場にも好評だ」と笑みがもれている。
 同地区の柿は、11月初旬まで、長崎県を中心に宮崎県にも出荷する。
  ■


■  2002.10.10




広域合併JA啓発セミナー

 広域合併JAの共通課題である、支所・事業所などの機能の見直しと再編について研究を深めてもらおうと、JA佐賀中央会は8〜9日、「広域合併JA啓発セミナー」を武雄市で開いた。
 昨年発足したJA佐城、JAさが東部、JA佐賀みどりと2003年4月に合併を目指しているJA伊万里市の各企画部門の部課長ら27人が参加。支所・事業所などの機能強化・再編についての講演や先進事例の発表に、熱心に耳を傾けていた。
 (財)社会経済生産性本部主席経営コンサルタントの鈴木保氏は「どういうJAを目指すのか。長期ビジョンを明確にし、実態把握と分析を徹底することが必要。支所・事業所の再編は組合員のためであることを十分に理解してもらうことも大切」と述べ、再編・機能強化の進め方について講演した。
 また、支所を22から16支所にした、JA南すおうの河村壽雄常務は「改革は、10年後JAが発展し続けるために行った。組合員の幸せのためには、時代の変化に対応していかなければならない。JA南すおうでは、支所を再編強化することで、地域の信頼性がアップし、事業が伸びた。実行しなければ何も進まない。体力があるうちに改革を」と強調した。
 JAごとに分かれたグループ討議もあり、現状確認や課題について、活発に意見交換した。


  ■


■  2002.10.10




販促で伊万里キュウリをPR

 JA伊万里市施設胡瓜部会は5日、長崎県佐世保市のジャスコ大塔店で「伊万里キュウリ」を販売し、詰め掛けた多くの買物客にPRした。
 同店では今年2月にも行っており、今回で2回目。
 この日のために部会員らは、キュウリの「ビール漬け」「焼酎漬け」を試食用として 20kg用意した。「伊万里キュウリはいかがですか」「おいしいですよ」と買物客に積極的に呼びかけ、持ち込んだキュウリ250kgが飛ぶように売れていた。
 同日は、キュウリの他にも梨、アスパラ、小ネギなどの伊万里の農産物を準備。多くの買物客にPRした。


  ■


■  2002.10.10




福岡で出張販売

 JA佐賀松浦逢地の里利用運営協議会は2日〜8日までの7日間、福岡市天神の「大丸」で出張販売を行い、期間中約5,000人の客でにぎわった。
 同店舗での出張販売はは2回目。
 ネギやシイタケなど新鮮な農産物のほか、人気の蕨野棚田米などを揃え、特に、さつまいもや里芋などの根物類に人気が集中した。
 福岡市内から訪れた客は「昨年、買って食べたらすごく美味しかった。毎日新鮮な朝どり野菜を食べたいですね」と評判は上々。蕨野棚田米には「蕨野棚田のイベントに参加しました。すばらしい環境で育ったお米なのでとても美味しいです」と知名度の高さがうかがえた。
 同協議会は現在、佐賀市内に出店を計画しており、販路拡大に向けた取り組みに力を入れている。


  ■


■  2002.10.12




アジア女性フォーラム

 中国などアジア7カ国の女性市民団体を招いて、男女共同参画社会について話し合う「佐賀アジア女性フォーラム」が11日、佐賀市で始まった。佐賀県と県内女性グループなどでつくる同フォーラム実行委員会主催。
 佐賀市文化会館で同日開かれた「アジア女性会議」には、県内外から、2,500人が参加。(財)日本国際問題研究所の小和田恆理事長が「国連と人権」をテーマに講演。アジア各国女性市民団体代表者らが「男女共同参画推進のための女性団体の活動と役割」などをテーマにした3つの分科会もあった。
 また、12日〜13日には、佐賀市「アバンセ」で「アジア女性交流フェア」がある。
 アジア各国の衣食住や生活様式に触れ楽しむ、「身近なアジアに出会うゾーン」など、「アジア」「女性」「ネットワーク」をキーワードに、3つのゾーンで様々なイベントなどがある。
 アジアの民芸品販売やアジアの味を楽しむ屋台などのほか、JA佐賀県女性組織協議会や女性グループなどが、県内農産物、加工品も販売する。


  ■


■  2002.10.17




施設茄子広域で初出荷

 県内最大の「冬春ナス」産地のJA佐城では、施設ナスの広域集出荷体制を整え、小城選果場で15日から本格的販売を始めた。
 JA合併に伴う施設茄子部会立ち上げからシーズンは2回目。設立当初から部会員一丸となって実現を目指してきたもので、資材購入面でのコスト低減、ロット拡大や市場集約など有利販売に向け、メリット発揮が期待できる。
 同部会は、小城(多久・大和地区含む)・川副・東与賀の3支部、91人で構成。今年度、広域集荷を始めたのは小城・東与賀支部で、一部の地域では次年度に繰り越したものの、今年産から「筑陽」一品種に統一し、一元集出荷に備えてきた。
 栽培面積は、約1,700a。今年産も柔らかい果肉でボリュームがあり、自慢のナスに仕上がり、初日は4tが集まった。
 6月まで県内で出荷されるナスの半数以上、約1,700tを関東市場中心に送る。


  ■


■  2002.10.17




キャベツ集荷これからピークへ

  JA白石地区管内で、キャベツの収穫が始まっている。
 同JAでは特産の超早場米「七夕コシヒカリ」の後作として、冬の収入源となるよう推進している作物の1つ。
 今年の作付面積は約60ha。集荷は9月末から始まっており、15日の集荷量は1,600箱で、これからピークを迎える。出荷先は関西・中国、九州。
 同JAの担当者は「定植時、好天に恵まれ、かん水が十分に行われ事で、活着促進が図られ、六玉中心の出荷となっている。また、昨年の教訓が生かされ、病害虫の適期防除がしっかり行われている」と話している。


  ■


■  2002.10.19




さが元気まつり

  佐賀の良さをPRしようと、「さが元気まつり」(同実行委員会主催)が18日、神埼郡の吉野ヶ里歴史公園内で始まった。行楽日和の中、県内外から多くの来場者があり、体験イベントや物産展など広大な公園を巡り、佐賀の魅力を満喫した。
 会場は来場者参加型の「体験イベント」と県内特産品などを集めた「マーケットイベント」で構成。オープニングセレモニーの後、広場で行われた「凧の祭典」では県内の幼稚園児らが、連凧揚げに挑戦。九州各地の大凧なども秋空を彩り、来場者の目を和ませていた。
 県内を4つのエリアに分けた物産展では、農産物や加工品が並べられ、新鮮な農産物など求める来場者でにぎわっていた。マーケットゾーンに設けられたバーベキューコーナーでは、家族連れなどが「佐賀牛」に舌鼓を打っていた。
 来場者と力をあわせて行うイベントもあり、19日には長いそうめん作り、20日には1.7kmの巻きずし作りと世界記録に挑戦する。
 同まつりは20日まであり、入場無料。県民一人ひとりの自信や、やる気、誇りをひとつに結集し、元気を高めようと開いたもので、今年で4年目。


  ■


■  2002.10.22




世界記録に挑戦

  佐賀県神埼郡の吉野ヶ里歴史公園で18日から始まった「さが元気まつり」で20日、世界最長の巻きずし作りに挑戦するイベントがあった。
 JA神埼郡女性部などの協力で、同まつりの来場者など約2,400人が、1,825mの世界一長い巻きずしを完成させた。
 巻きずしは県産ののり1万枚、米は地元産「ヒノヒカリ」1tを使用。かんぴょうや地元産のシイタケなどを乗せ、かけ声にあわせて一斉に巻き上げた。長さは、2002年5月に愛知県豊橋市の1,537mを大きく上回り、ギネスに申請される予定。
 また、19日には世界一長い「神埼めん」づくりにも挑戦。333mに達し、山形県米沢市のラーメン280mを上回った。


  ■


■  2002.10.24




牛乳・乳製品利用料理コンクール

  県牛乳普及協会は19日、佐賀市の佐賀調理製菓専門学校で第23回牛乳・乳製品利用料理コンクール佐賀県大会を開いた。
 牛乳・乳製品の消費拡大を目的に、毎年開いているもので、212点の応募があり、書類審査で選ばれた10人が腕を振るった。
 出場者は、それぞれ自慢のアイデア料理で挑戦。制限時間1時間で作られた作品は、独創性、味覚、利用性などが審査された。
 審査の結果、専門学校生の平野佐矢子さん(江北町)の「栄養マンテン ミルテンソーセージ」が最優秀賞に選ばれた。
 平野さんの作品は、牛乳をふんだんに使用して作ったカッテージチーズと、魚介類のすり身や白石町特産の白石テンペを加え、棒状に加工し、油でゆっくり揚げたもの。審査講評では、牛乳をたっぷり使い、洋風の中に和風を取り入れ、地域の特産品を使うなど、アイデアと地域の特色がうかがえる作品と評価。優秀賞には、徳田則子さんの「カラフルライスペーパー」が選ばれた。
 平野さんは11月17日、東京で開かれる全国大会に出場する。


  ■


■  2002.10.24




県大会を前に2回目の組織討議

  JA佐城は19日、同JA本所で役員、各組織代表者42人が集まり、2回目の「米政策に対する組織協議」を行った。
 JA全中がまとめた「米政策の改革とJAグループ米事業改革の具体案」について協議したもの。
 同全中の水田農業対策専門研究会(JA代表・全国で3JA)の委員も勤める、水田徳美同JA参事が、米政策改革の必要性について、国もJAグループも同様であることや、その内容について具体案を要約した資料を基に、説明した。
 同JAの考え方として、生産調整対策の具体策は国の責任で配分することとし、過剰米対策の基本的枠組み、メリット対策なども協議し、考えをまとめた。
 さらに、政府が示した案に対し、条件整備を基に強く反論する意見もまとめた。同JAでは、来月11日に開く県の大会、来月14日の全国大会を踏まえ、政府など関係機関に対し、要求実現に向けた運動を展開していく。


  ■


■  2002.10.24




種まき交流会

  棚田を黄色のじゅうたん一色で彩ろう――と、相知町蕨野地区で、県内外から親子連れなど約300人が参加し、「千枚棚田の菜の花種まき交流会」を催した。同地区は2004年度「棚田サミット」会場ともなっており、棚田を核とした地域おこしは、大きく広がってきた。このほど開かれた交流会では参加者が山里の自然に包まれた棚田で約4.4haに種をまいた。


  ■


TOP |  トピックス |  JA佐賀中央会の概要 |  JA佐賀青年部協議会 |  歩み |  県内JAの紹介