JA佐賀中央会

農政を学ぼう 〜農政ニュース〜

高病原性鳥インフルエンザについて

1.高病原性鳥インフルエンザとは
  高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)ウイルスとは、自然界では無害なウイルスが急速に感染を繰り返すうちに変異したもので、鳥類への強い感染力と高い致死率が特徴です。
  特に、渡り鳥の飛来により、鳥インフルエンザウイルスが我が国に侵入するリスクが極めて高く、10月1日に、北海道で今シーズン初となる鳥インフルエンザの疑いのある野鳥が確認されました。
  本県においては、2年連続で県内養鶏場にて鳥インフルエンザが発生しており、今シーズンも引き続き警戒が必要です。

2.発生した場合の防疫措置
  鳥インフルエンザウイルスの感染が確認された場合、発生農場内のすべての家きんは速やかに殺処分・埋却され、鶏舎や物品の消毒、近隣鶏舎も含めた搬出制限などの防疫措置が取られます。
  このような防疫措置や流通段階での衛生管理措置が行われているため、国内では感染が疑われる鶏肉・卵が市場に出回ることはありません。また、万が一、人が食べた場合でも、鳥インフルエンザに感染する可能性はないとされています。

3.感染拡大防止に向けて
  感染拡大防止のため、衰弱または死亡した野鳥に不用意に触れたり、近づいたりしないようにご注意ください。また、海外においては、鳥を飼育・販売している場所や、食用に鳥を解体している場所には、むやみに立ち入らないようにしましょう。
  また、飼育・飼養する鳥類に鳥インフルエンザ感染が疑われる場合は、直ちに家畜保健衛生所に通報をお願いします。

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