ＪＡ佐賀中央会は１月、ファシリテーションに関するビジネススキルセミナー〔全３班〕を開催した。このセミナーは２０１７年度から開催しており、県内ＪＡグループ職員が問題解決や合意形成に役立つスキル「ファシリテーション」について学んだ。ファシリテーションとは、人々の活動を「やりやすくする」ものであり、対話を通してお互いの考えを理解し、「人と人が関わる場」を促進する効果がある。会議やディスカッションの場においては「進行役」が「ファシリテーター」としてその役割を担う。

　セミナーでは株式会社メタノイアの代表取締役 村岡康裕氏を講師に招き、傾聴や話しやすくする方法など効果的なファシリテーションに必要なスキルを、グループワークを通して習得した。

　参加者は「会議の場では一人一人の話に心を傾けて聴きながら、意見を言いやすい雰囲気を作っていくことが大切だと感じた。職場でも実践していきたい」と話した。

　同中央会では職場でのコミュニケーション能力向上や具体的な行動につながる実践的なセミナーを開催している。

写真＝グループワークを通じてファシリテーションのスキルを学ぶ出席者