県内のJA・生協・漁協・森林組合でつくる佐賀県協同組合間提携連絡会議(事務局=JA佐賀中央会)は協同組合が連携して地域貢献活動に取り組むことをねらいに、毎年各団体の輪番で提携活動を展開している。
2023年度の活動は佐賀県有明海漁業協同組合の提案により、有明海沿岸の豊かな自然を未来に残すため、(株)サガテレビが同漁協や各企業と協力して毎年行っている「アクトクリーンSAGA(有明海沿岸一斉清掃)」に参加した。本年度は10月21日に東与賀海岸で開催され、漁協関係者や企業、一般の親子連れなど約800人が参加。同連絡会議の構成団体からは、職員や家族ら約100人が集まり、海岸に流れ込んだアシやごみを拾い集め、袋に回収した。
参加者からは「美しい有明海を守るには定期的な清掃活動が必要だ」「子どもの参加も多く、環境問題を考えるきっかけになったと思う」などの感想が寄せられ、環境保全への意識を高めた。
2021年度は「SDGsと協同組合~地域の持続可能性にどう貢献するか~」をテーマにした学習、2022年度はSDGsをさらに身近なものと捉えるために、各団体の職員を対象とした「SDGs川柳コンテスト」
を実施した。
写真=秋晴れの中、清掃活動に取り組む参加者(10月21日、佐賀市)