1. 令和8年度農林水産関係予算 財務省へ概算要求
農林水産省は、8月29日、新たな食料・農業・農村基本計画の下で編成される初の予算となる令和8年度農林水産関係予算の概算要求を財務省に提出しました。
令和7年度当初予算比で3,882億円増となる総額2兆6,588億円を要求し、政府全体の要求総額は122兆円を上回り過去最高となりました。
農業関係予算では、米の安定生産や統計精度向上、農地の大区画化など新たな事業を盛り込み、主食用米の需要に応じた生産を支える水田活用の直接支払交付金は、前年度並みの要求となりました。
また、農業構造転換集中対策や、食料安全保障強化政策大綱を踏まえた対応、総合的なTPP等関連政策大綱を踏まえた農林水産分野における経費等については、事項要求として、予算編成過程で検討されることとなりました。
令和8年度予算は、今後、財務省主計局の査定の後、12月中旬に予算原案が示され、12月下旬に閣議決定される見込みです。