これまで約70年間、米の作柄の良否を示す指標として公表されてきた「作況指数」が廃止され、新たな指標を公表することになりました。
作況指数は、昭和31年から毎年公表されてきましたが、近年の温暖化の影響が反映されていないとの指摘や、生産現場の実感と乖離(かいり)が生じているとの声を受け、小泉農林水産大臣が廃止する方針を6月に表明していました。
農林水産省は、作況指数に代わる新たな指標として「作況単収指数」を10月中旬から公表することとしています。
作況単数指数は、直近5年間の収量の最も多かった年と最も少なかった年を除いた3年間の平均値と当年産の10a当たり収量を比較して算出することとしており、猛暑などの影響を反映させることとしています。